西田 宏美 Hiromi Nishida

 

富山市出身。8歳よりクラリネットを始める。富山県立呉羽高等学校音楽コース卒業。武蔵野音楽大学器楽学科クラリネット専攻卒業。十亀正司、柏野晋吾の両氏に師事。2002年渡欧。スイスイタリア音楽院大学院を満場一致の賛辞を得て首席で修了。ソリストコース就学許可を得る。フランソワ・ベンダ、ミラン・レリカの両氏に師事。
 
在学中より国内外の数多くのコンクールにて優秀な成績を残す。国内では、第18回富山県新人演奏会において最優秀賞である富山県知事賞、北日本新聞音楽奨励賞を受賞。厳選なオーディションを通過し、第3回北陸新人登竜門コンサートにおいて故岩城宏之氏の指揮、オーケストラアンサンブル金沢とコープランド作曲のクラリネット協奏曲を共演。日本クラリネット協会主催第11回クラリネットアンサンブルコンクールにおいてDuo Soiréeで第2位、パルテノン多摩賞を受賞。第15回大阪国際音楽コンクールデュオ部門において最高位受賞。
 
海外ではリッドゥ国際コンクール(スイス)、第13回ブカレスト国際音楽コンクール(ルーマニア)にてファイナリスト、バイロイト国際管楽器コンクール(ドイツ)、アウディモーツァルト(イタリア)にてセミファイナリストとなる。

ムジカ・リヴァ国際音楽アカデミー(イタリア)、チッタ・ディ・カステッロ音楽祭(イタリア)、パブロ・カザルス夏期国際アカデミー(フランス)、クラリネットフェスティバル2006(アメリカ)、ラドルフツェル夏期国際音楽アカデミー(ドイツ)、オスナーブリュック・マイスターコース、ティチーノ・ムジカ夏期国際アカデミー(スイス)など世界各国の音楽祭、マスタークラスに参加。ソロ、室内楽をアレッサンドロ・カルボナーレ、ミシェル・レティエック、イベス・ディディエール、クラウス・シルデなどの各氏に師事。

2006年にスイスより帰国し国内で演奏活動や後進の育成にあたる。文化庁芸術家派遣事業、芸術拠点事業などで数多くの小学校や公共施設にてソロ・室内楽演奏を行う。ラ・フォル・ジュルネ金沢2009(モーツァルト)に木管3重奏やクラリネット五重奏で出演。また、スイス留学時代の仲間達と東京の夏音楽祭2008にて現代音楽公演を行い好評を博す。同演奏会にてNHK交響楽団の加藤明久氏をゲストで迎えベリオのアニュスを共演。

2008年の夏に北軽井沢ミュージックセミナーに参加し、世界的ソリストでありジュリアード音楽院の教授としても名高いチャールズ・ナイディック氏とその妻、大島文子氏の音楽に対する情熱と深い人間性に感銘を受け29歳で再び留学を決意。2009年に渡米しニューヨーク市立大学クイーンズカレッジにて両氏に師事。特待生として教育学部生の指導を担当。
 
NY留学中に師チャールズ・ナイディック氏の指揮によるチェンバーオーケストラとモーツァルトのクラリネット協奏曲を共演。また師と親交の深い偉大な現代作曲家、故エリオット・カーター氏を招待し、カーター氏が作曲したシンフォニー第1番を披露演奏。ソロクラリネットを担当。また現代楽曲を演奏するにあたりデーヴィッド・ラング、ブライト・シェーンなどの現代作曲家より直々にアドバイスを受ける。ケンタッキー州にて室内楽コンサートに出演。

2011年に完全帰国。帰国記念としてNYで出会った世界的ピアニスト関本昌平氏と日本各地でリサイタルを行う。その後、国内外にてソロ、室内楽、オーケストラと幅広い分野で活躍中。後進の育成にも力を入れている。

 

NY ricorice Ensemble(ニューヨークリコリッシュアンサンブル)メンバー。日本アコースティックレコーズよりNYカウンターポイントを中心とした初アルバムをリリースし『レコード芸術』特選盤に選出される。これまでに国内ツアー(3回)、アメリカツアー(1回)を行い好評を博す。ペンギンレコードより2ndアルバム”リコリッシュラプソディー”を、2016年6月に3rdアルバム”わらべうたリミックス”をリリース。好評発売中。

 

また2008年に富山出身の音楽家3人でTrio Girasole(トリオ・ジーラソーレ)を結成。地元富山を音楽で活性化するべくオリジナル作品は勿論、絵画とのコラボ、朗読付き親子コンサートなどユニークな企画を盛り込み精力的に演奏活動を展開。